丹沢 水無川 源次郎沢 2012/04/22
メンバー: M(CL)、N、B、E、(以下、入会希望者)I
天候: 曇り時々雨
タイム:
<4/22>
渋沢駅(07:45)<バス>大倉(08:00)→戸沢山荘(09:05)→源次郎沢入渓点(09:19)→F10(12:20)→花立下(13:02)→大倉(14:07)
渋沢駅(07:45)<バス>大倉(08:00)→戸沢山荘(09:05)→源次郎沢入渓点(09:19)→F10(12:20)→花立下(13:02)→大倉(14:07)
入会希望者Iと沢登り初体験Eの希望でMに沢登りを計画してもらった。
当日秦野丹沢まつりで渋沢駅から無料バスに乗り大倉に向かう。桜や山吹の咲く林道を1時間位歩き戸沢山荘に到着。手前の河原で支度をして出発する。
F1 4m:左壁を登る。あちこちの岩を手探りでホールドを探し、多くの時間をかけ登り終える。水は思ったほど冷たくない。
F2 連続する小滝:左側の巻道を行く。
F3:滝の中央に大岩がある。右側の巻道を登る。
F4:途中右の沢を登るが、引き返す。滝の右側を登る。苔があり滑りやすくIがシュリンゲを出してくれるが、つかまることに不安を覚え、片方の手でホールドを確保しようと手間取る。
F5 8m:滝の左側を登るらしいが、滝の落口に大きな岩がありここは全員で左側の大岩の下をくぐり抜けて登る。Mによると上から見るそんなに難しい登りではない事が判明。
F6 2段:上部の滝はザイルを使って登る。まずMがトップで登る。次にBがカラビナを回収しながら登る。下ではIがザイルを握っている。ここはザイルに助けられ冷静に登ることができた。巻道を行ったNが滝の落口あたりで足場がなく苦戦している様子だが無事登りきる。ここは巻道の方が厳しいようだ。
F7:滝はすっかり涸れている。上からせり出している岩と下にある岩の狭い間を腹這いになり通り過ぎる。
F8:やはり滝は涸れている。石がごろごろ動き落石に注意しながら登る。大きな石が上から落ちて来た。反射的に体を動かす余裕もなく石を凝視する。寸での所で止まりラッキーと喜ぶが、止まらなかったら直撃していたかもしれない。石のよけ方は今後の課題となる。
F9 チョックストーンの棚8m:下の棚の上部に大きな石が乗っている。右側を廻りこむこともできるがNの足場はしっかりしているようだとの言葉で後に続いて直登する。的確なアドバイスをもらい登れたが上段は難しそうなので、右側を廻りこむ。
F10:今日最後の滝。Iが先頭でスルスル登る。Nも難なく登り終え、Bも少し苦戦しながら登り終える。本日最後ということもありどうしても挑戦したい。少し登った所ですぐ詰まる。巻道があるから無理しないようにとMの声がする。巻道に変更するため下りる。でも岩を見ながらあきらめがつかない。きっと登りだしから違っていたのだ、皆が登った方はこちらかと見る。途中から下りられなくなるから無理しないようにとまたも声をかけていただいた。でもここであきらめたら恐怖に負けて沢登りは私には無理だと思ってしまう。もう一度挑戦しますと声を張り上げて、岩に足を乗せる。古いフィックスと、シュリンゲを頼りに途中までどうにか登る。そこから先は手も足も出ない状態でザイルお願いしますと叫ぶ。上部でザイルの用意をしてくれている様子。ハーケンを足場に少し登る。下からMのザイルの準備ができるまで待機するようにと指示が聞こえた。両足が岩から離れあわや滑落かと思う。どうにか手の力と顎の力で少しよじ登り安定した場所で止まる。そこから上部までザイルで引き上げてもらう。ザイルの先端の結び目をカラビナに通すよう指示されたがその余裕もなく、ザイルの二つ目の結び目に手を入れる。上部からザイルで確保してくださった皆に感謝している。
F10を終えて大倉尾根に向かう。踏み跡がなく、少し手前を登っているらしい。柔らかい土とゴロゴロした石のある気の抜けない登りを終えようやく大倉尾根に出る。靴をはきかえ、食べ物を補給して尾根を下る。想像していた以上のスピードで下りるので小雨の中滑らない様必死について行く。大倉で甘酒をふるまわれて初めての沢登りが終了した。(E)