南アルプス 野呂川 大仙丈沢 2011/07/30-31
メンバー: T(CL)、R
天候: 曇り時々雨(初日)、曇り時々晴れ(2日目)
タイム:
<7/30>
新宿駅(前日23:54)→甲府駅(02:30-04:00)→広河原(06:00)→野呂川出合(07:05)→扇沢入渓点(07:25)→野呂川出合(07:40)→大仙丈沢出合(08:45)→お花畑(09:35)→幕営地(13:30)
新宿駅(前日23:54)→甲府駅(02:30-04:00)→広河原(06:00)→野呂川出合(07:05)→扇沢入渓点(07:25)→野呂川出合(07:40)→大仙丈沢出合(08:45)→お花畑(09:35)→幕営地(13:30)
<7/31>
幕営地(04:10)→仙丈ヶ岳(06:15)→小仙丈ヶ岳(07:10)→北沢峠(08:40-09:00)→引き返し地点(09:40)→北沢峠(10:20-11:15)→広河原(11:45)→甲府駅(13:00)
幕営地(04:10)→仙丈ヶ岳(06:15)→小仙丈ヶ岳(07:10)→北沢峠(08:40-09:00)→引き返し地点(09:40)→北沢峠(10:20-11:15)→広河原(11:45)→甲府駅(13:00)
今回は山の大先輩Tより「天国に行こう!いいところだよ~」とのお誘いをうけ、大仙丈沢へ行ってきた。
30日
前夜23時54分新宿発ムーンライト信州号は山支度をした人で満席。甲府駅からバスを乗り継ぎ、7時05分野呂川出合着。バス停にザックを置き、扇沢への渡渉点の偵察に林道を戻る。15分程の所に見つけた。再び出合へ戻るとバス停の手前でクラクションの連発。どうやら我々のザックをみて鳴らしてくれたらしい。感謝。
沢装備をした人たちに交じり林道歩き。小仙丈沢にいくパーティーとのこと。
8時45分大仙丈沢出合に到着し、緩やかな河原を登っていく。登山道以外を歩いた経験は乏しく、バランスをとるのに苦労しながら進む。
しばらくすると所謂お花畑に到着。今の時期お花は少なく、あの時Tを極楽浄土に誘っていった蝶は姿をみせなかった。雨がぽつぽつ降り出した。強くなったり弱くなったりやんだりをくりかえす中進んでいく。沢は倒木で荒れていた。昨年はこんなではなかったとのこと。大規模な土石流でこんなになってしまった様子。
のんびりした河原歩きのはずが、徐々に沢の水が増え、このままだともっと増水して大変なことになるのではないかという恐怖が芽生え、一段高いところを歩こうとしたが、Tよりこれくらいなら大丈夫!と太鼓判をおして頂き、比較的歩きやすい沢の中を気をつけながら進む。
沢はいったん枯れて、また水が流れるところまできた。もちろん道なき道、急登な上にガレやザレの道に苦戦しながらも一歩一歩進み、ようやく本日の目的地に辿り着いた。
天国とよばれた場所はカールの底。雄大な山々を正面に見据えた、鹿のほか誰もいない、音はあるのに静かで、なんとも癒される空間だった。
テントを張り、T特製のぬか漬けをアテにお酒を頂いたあと、米を炊き、カレーを食して17時就寝。
夜中激しい雨。シュラフに目覚まし時計をセットした携帯電話をいれて寝たはずがいつの間にか外に出ており、テント内に溜まった水にしっかり浸っていた。電源が入るはずもないがここは山の中、下山後の文明生活を心配しても仕方がない。瀕死の携帯電話を拭き、復活してくれるのではないかとかすかな望みをかけて温かいレインウェアのポケットにしまった。
31日
2日目の予定は、大仙丈沢カール~仙丈ヶ岳~北沢峠~甲斐駒ヶ岳~北沢峠。最終バスで帰ることになっていた。逆算して4時に幕営地を出発する予定だったが、まだ暗く、月も出ず、ガスっておりテント内で待つ。ようやく微かに明るくなった4時10分出発。
カールの底から稜線まで、再び道なき急登。踏み跡と思って辿った道はほとんど獣道であった。振り返るとカール越しに薄陽がさした雲海が広がる。少し回り道をしながらやっとの思いで稜線に出た。
6時15分仙丈ヶ岳着。山頂は混雑していたが、雲を纏った甲斐駒、北岳が朝日を浴びてそびえる姿にしばし見惚れた。小仙丈ヶ岳へのびる稜線は美しく、これから歩くのが楽しみになる。6時30分仙丈ヶ岳発。
7時10分小仙丈ヶ岳着。あとは下るだけ。沢山の登山者とすれ違いながら甲斐駒目指してどんどん下りる。
8時40分北沢峠着。荷物をバス停にデポ、9時甲斐駒へ向け出発するも40分進んだところでTの体調不良のため引き返した。10時20分バス停着。
11時15発の広河原行きバス、広河原から乗り合いタクシーで13時甲府着。甲府駅前でスマホデビューし、帰路につく。(R)