奥秩父 雁坂峠~将監峠 2011/07/02-03
メンバー: M(CL)、B、G、C
天候: 記録せず
タイム:
<7/2>
塩山駅(08:45-09:10)<バス>雁坂峠入口(10:19)→沓切沢橋(11:09)→雁坂峠(13:27-13:38)→雁坂小屋(13:49-14:00)→水晶山(14:41-14:49)→古礼山(15:18-15:27)→雁峠(16:28)
塩山駅(08:45-09:10)<バス>雁坂峠入口(10:19)→沓切沢橋(11:09)→雁坂峠(13:27-13:38)→雁坂小屋(13:49-14:00)→水晶山(14:41-14:49)→古礼山(15:18-15:27)→雁峠(16:28)
<7/3>
雁峠(05:39)→多摩川源頭(05:49)→水干(06:10)→唐松尾山(08:00-08:05)→山の神土(08:51)→将監峠=将監小屋(09:09-09:23)→ハゲ岩(12:15)→前飛龍(12:56)→熊倉山(13:43)→サオラ峠(14:12-14:30)→登山口(15:17)→丹波バス停(15:30-16:20)<バス>奥多摩
雁峠(05:39)→多摩川源頭(05:49)→水干(06:10)→唐松尾山(08:00-08:05)→山の神土(08:51)→将監峠=将監小屋(09:09-09:23)→ハゲ岩(12:15)→前飛龍(12:56)→熊倉山(13:43)→サオラ峠(14:12-14:30)→登山口(15:17)→丹波バス停(15:30-16:20)<バス>奥多摩
2日
JR中央本線の塩山駅に8:45に集合し、約1時間のバス移動を経て、雁坂峠入口付近で下車する。今回のメンバーは、リーダーM、以下B,C,Gの4名である。「重い荷物を背負った経験の無いC」,「行先が分かっていないG」を前に、リーダーMの気苦労は計り知れない。
登山口から1時間ほど、整備された林道を足取りも軽く4人で歩く。林道終了後から少し傾斜も増し、登山らしくなってくる。雁坂峠までの登りは視界が開けることもない単調な登りが続く。風景も代わり映えせず、次第に口数も少なくなる。途中、登山道上に食い散らかされたような鹿の足を発見し、何となくGが口にした「何で鹿の足があるの?」との疑問にCは軽く「熊さん」との返答・・・、更に口数が少なくなる。2時間ほどで雁坂峠に到着し、本日の幕営地である雁峠に向かうべく出発するが、雁峠には水場がないことが危惧されるため、水を補給すべく雁坂小屋を経由する。雁坂小屋の水場は水量も多く十分な水の補給が出来たが、大量の虫の襲撃に合い、リーダーMの顔面は3ラウンド終了後のボクサーのような顔に変貌してしまった。恐るべし虫たちである。
逃亡するように雁坂小屋を出発し、雁峠に向うが、またしても展望の無い上り下りの連続する登山道を延々と歩く。途中、水晶山2158m・古礼山2112m・燕山2004mのピークを踏むが、立札以外ピークを味わえるものは無い。テンションは下がりっぱなしである。しかし、CはBにアングルを指示しつつ、満面の笑顔で写真撮影。恐るべし山ガールパワーである。
雁坂小屋から2時間半ほどで本日の幕営地である雁峠に到着する。先客が2名、笹原にごろ寝してくつろいでいた。先客2名は廃屋と化した雁峠山荘を今夜の宿とするらしい。雁峠の水場は、やはり水量が少なく、事前に水を補給し持参したことが幸いした。早速、天幕を張り、夕食の準備に入る。本日の献立はシチューとライスである。たむしば禁制?のお玉を上手に使い料理するBと、たむしば奨励?の酒盛り準備をするMのおかげで、すぐに準備完了。オートキャンプのような雰囲気での和やかな食事であった。この頃になると、リーダーMの顔は9ラウンド集合後のボクサーとなっていた。
19時頃には眠くなり、全員で消灯。夜、雨となり雨漏りするやら、鹿の集団がテント周辺をうろつくはといろいろあったが、翌朝には何事もなく回復していた。
3日
4時に起床し、朝食のラーメンを食べ、雁峠を5時40分頃出発する。遂にリーダーMの顔はノックアウトされたボクサーとなった。本日の行動時間は10時間ほどである。
出発後、すぐに多摩川源頭に到着。何となくがっかり。気を取り直して「東京都水道局」の文字に目をつけ「ついに東京都だよ!スゲー」と盛り上がってはみたものの「東京都水道局=東京都ではないかも」とのことにみんな気づき、テンションダウンで、次の期待の地「水干」に向かう。
「水干」へは若干ルートを迂回することになるが、期待を胸に少々の迂回は我慢する。20分ほどで「水干」へ到着。次の唐松尾山に向かう。
唐松尾山への林道は、以外にも趣があり、緑の苔が岩や木に生育し、まるで、もののけ姫で登場する森の精霊「コダマ」が出てきそうな雰囲気であった。その雰囲気を楽しみつつ、唐松尾山~将監小屋~ハゲ岩と続く登山道を進む。
ハゲ岩では、本山行、最初で最後の解放感ある展望に出会えた。思わずCとGはザックを下し、上機嫌で岩場に腰掛ける。ふと気づくとMとBはザックを背負ったままスタンバイ状態である。しまった、急いでいたのを忘れていた。
ハゲ岩から前飛龍を経由し、いよいよ本日の終盤である下山ルートの開始である。ここで、リーダーMの提案で、Cを先頭に歩くことにする。Cは先頭に立つと、木を上手に利用して岩場のルートをいいペースで下山する。岩場を通過すると比較的整備された登山道となり、Cのペースは更にUPし、遂には小走りとなる。これには男3人不意をつかれ、危うく置いて行かれるところであった。やはり、たむしば一の駿足Nの1番弟子である。油断出来ない。その後も快調なペースで下山し、2時間半ほどで丹波バス停へ到着。無事な山行終了のビールを購入し乾杯する。(G)