足尾 松木沢ジャンダルムRCT 2010/10/02
メンバー: T(CL)、N、P、K、F、Q
天候: 晴れ
タイム:
<10/1>
東京(21:37)<レンタカー>銅親水公園駐車場(00:37)
東京(21:37)<レンタカー>銅親水公園駐車場(00:37)
<10/2>
銅親水公園駐車場(06:40)→ゲート前(07:23)→渡渉点(08:30)→ジャンダルム上(10:30)→渡渉点(13:07)→銅親水公園駐車場(14:35-15:05)<レンタカー>東京(18:20)
銅親水公園駐車場(06:40)→ゲート前(07:23)→渡渉点(08:30)→ジャンダルム上(10:30)→渡渉点(13:07)→銅親水公園駐車場(14:35-15:05)<レンタカー>東京(18:20)
日本の高度経済成長が残した負の遺産、足尾。ここに今回我々の目指す松木沢ジャンダルムが鎮座している。当会では、クライミングの練習でまだ足を踏み入れていないということで、今後使えるかどうかの偵察を兼ねて行ってきた。
ジャンダルム前までは、かつての無秩序な開発をひた隠すかのような、山腹の回復工事の現場をいくつか過ぎながら進む。荒涼とした風景ながらも、かつては松木村という小さな村が存在していたという辺りは、渓谷の中でもどこか牧歌的な雰囲気を残していた。
ジャンダルム前には松木川が流れており、ここは残留鉱毒の心配や冷たさを我慢して渡渉せざるを得ない。渡ると、一応ペナントが付いているので、それを頼りにジャンダルムの足元まで直登する。
事前にインターネットでジャンダルムの記録を読んではいたが、それ以上に岩がガレガレのボロボロで、どこを掴んでもどこに足を掛けても不安で仕方が無かった。冷蔵庫大の岩が落ちてきたという記録もあったが、それも十分に有り得る程ひどかった。
TやPがこれではクライミングの練習など出来ないがとにかく上まで登ってみようと言うので、恐々付いて行く。中腹辺りで、ペンキの跡や、トラロープ、鉄の杭などが残っていた。見た感じではかなり経年しているので、かつては盛んに登られていたのだろう。それにしても岩質は酷く、ヘルメットは必須である。岩を崩さずに登るという方が無理な注文で、途中、Tの落とした漬物石大の岩が腿をかすめた。痛かった。
ようやっとで上に着くと、落石防止のネットや、植樹された低木が植わっており、こんなところまで工事しに来ているのかと感心した。
少々古い概念図を持参したのだが、TやPが言うにはその頃とは崩落などで形が変わってしまっており、どこがどこかを見分けるのは難しかった。結局、練習では使えず本番、それでも使いたくない、というのが当会の判断となった。
最後にII級程度のクライミングが出来そうな岩で練習。帰り際にPが右壁の正面へトラバースし、いくつかのルートの取付らしきを発見する。
多少は岩に馴れることは出来たかなと思うが、今回はこの通りの岩で、ザイルを出しての訓練などが出来なかったため、その点残念である。(F)