丹沢 谷太郎川 大小屋ノ沢 2010/05/22
メンバー: T(CL)、P、S
天候: 晴れ
タイム: 谷太郎川林道終点駐車場(11:15-11:30)→F2(12:10)→F2(12:10)→F3(12:55)→F4(13:15)→F6(13:35)→F7(13:45)→上部の二俣(13:55-14:35)→尾根上(15:15)→三峰山登山道(16:00-16:15)→谷太郎川林道終点駐車場(17:15-17:30)
10時に入渓できるようSさんに車で拾ってもらい都心を出たが、渋滞したこともあって、予定よりも一時間ほど遅れて谷太郎川林道の終点にある駐車場に着いた。すでに4台ほどの車が停まっていたが、みな釣り人の車らしい。
沢支度をして不動尻へのハイキングコースの丸木橋を谷太郎川左岸へ渡り、大小屋ノ沢右岸の山道を進む。堰堤を3つ越えたところから沢へ下りる。
潅木のかぶさるヤブのうるさい出だし。まもなくF1が現れる。水流沿いはちょっと難しい。左から簡単に捲けるが、水流左を直登。結局すべての滝を直登で通した。
水量の少ないゴーロを歩いていくとまもなくしてF2が現れる。実際はF2に着くまでF1を過ぎたと思っていなかった。F1は気がつかずに過ぎていたというわけ。何ら問題なく簡単に越えていく。
F2を過ぎてまもなくすると水流が早くも伏流になってしまった。水があれば少しは面白いところなのかもしれないが、全くつまらないゴーロ歩きをF3までおおよそ1ピッチ強いられる。途中で、ボルダリングに適当な大岩があったのでしばらく遊ぶ。
F3はまだか?過ぎたのか?沢を間違えたか?などと心配になったころ再び水流が復活。そしてF3の10mナメ滝にやっと着いた。傾斜が緩すぎるのでどこでも水流沿いに登っていける。
左岸に20mの苔むした涸れ滝を見送りゴルジュに入る。F4を含み4つほどの小さい滝が連続するが、すべて直登する。最後のチョックストン滝を登るとゴルジュを抜け、再びゴーロが始まる。
小滝を越えて行くと、2段10mのF5らしき傾斜の緩すぎる滝が現れる。つまらないくらいに全く問題がない。
かわいらしいゴルジュに入り小滝を越えていくと、光に輝くF6が目の前に現れる。右でも左でも登ることができるが、右から途中で左へ移るのが一番簡単だろう。
小滝群を越えるとF7のスラブ滝が現れる。水流左から左へ左へと登れば抜けられる。また右からでも登られるが脆い。左から簡単に捲けるらしい。
F7を越えると沢幅が狭くなり、水量がずいぶん少なくなってくる。われわれがずいぶん長く一本立てた上部の二俣あたりでは水はあてにできない。
二俣を過ぎたら、すぐに左の尾根へ逃げたほうが無難。そのままツメていくと恐ろしいことになりますぞ。恐ろしい思いをしましたから間違いありません。
左の谷太郎川本流との境界尾根上に出るとかなりの痩せ尾根だが道がしっかりついている。尾根道を右へおおよそ1ピッチで三峰山の登山道に合流した。三峰山へは寄らずに不動尻へ下り、駐車場まで戻った。
上流域に10m級の滝が連続するというので選んでみたが、期待を裏切られた感がある。もう少し緊張感のある滝がほしくなる沢だった。暑い週末なのに人気がなく鳥のさえずりだけが聞こえて静かなのは気に入ったが・・・。
最後に、蛭情報。私はどうやら両足首あたりに数ヶ所やられたようです。もう蛭が狙っています。ご注意を!(P)