日光 温泉ヶ岳 南東尾根 敗退 2010/01/09-10
メンバー: T(CL)、P
天候: 曇り時々雪
タイム: 記録せず
Tさんは田舎に近いということで日光を敬遠していたが、二人とも行ったことのない奥日光の山へ。名の知れた白根山には他の登山者が多く入っていそうなので、その県境を北東へ3kmほど行ったところにある温泉ヶ岳へ。南東に下りている尾根から取りつくことにした。その南東尾根の末端は湯本からほど近いところにあり、アプローチは容易である。
出だしからラッセルに次ぐラッセル。深いところでは両手を上に伸ばしても雪面に届かないほど深い。一度踏み固めたと思ったところが崩れるとさらに潜り、実際に進んでいる距離は半歩もないような状況。恐るべし、奥日光の雪。
初日は標高2000mを超えた付近にテントを張った。その辺りから上部はかなりなだらかでどこでもテントサイトになるだろう。しかも雪崩の心配は一切ない。
二日目は荷物をデポしてカラミで行けるところまでの往復とした。明るくなる7時に出発し、引き返す時刻はバスの時間から逆算して11時に決定。しかし、9時半にたどり着いた地点で温泉ヶ岳方面が開けて見え、どんよりとした冬空と、樹林に囲まれた温泉ヶ岳を確認。さぼり癖が出て、「11時までに頂上には着けない」「この天気とあの樹林帯じゃ眺望が期待できない」などと言い訳をしながら引き返した。
人気がなく、雪が豊富で、ラッセル訓練や雪洞訓練にはもってこいのよいルートを見つけた。(P)